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2015年8月15日 (土)

マスカット









ある日の夕食時にトノの携帯が鳴った。

何か知り合いでは無いような口調で家の場所を説明してる。

電話が終わると・・・「おふくろが来るって」って?????


えーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!(゚ロ゚屮)屮







ともかく二人とも・・・慌てる……(ノ゚ο゚)ノミ(ノ _ _)ノ





義母がうちに来るのは・・実は初めて。




どうも、こうもなく・・・とにかくトノはズボンを履き、


私はパンツを履く。



二人とも夏は裸族に近いからなぁ





トノは外へタクシーを待つために出た。

携帯電話してきたのは家の場所を聞くためにタクシーの運転手さんが掛けて来たのだった。



その間、出来るだけの・・・努力


まずは煙草盆を隠す!

義母は私がタバコを吸うのを知らないからね。

《義父は知ってるけど。いっしょにタバコを吸う仲だ》




パンツやブラが落ちていないか確認しつつ、下に落ちているゴミなど捨てて・・・

かなり空しい努力をする



これで日頃、いかに家の中が汚いか判ってしまうな。





来て早々に義母は「もう帰るから、御茶など要らんよ」と座る事もしないでウロウロ・・




トノが《脱腸》の手術して退院した事を知った義母が心配してやってきたとよ。

やっぱ親やね~




で、持って来たのが義母お勧めの健康ドリンク《いつも頂いてます。結構、効きます》


そして「長生きしたいなら、ふくらはぎをもみなさい」と言う健康本

これ、後日見たら本屋の店頭に平置きしてあった。


《お盆の集まりの時に、義弟の家にも持って行った事が判明する》




そして袋から《包み》を取り出して、トノと《こそこそ話》



結局、30分も居ないで、トノが送って行くことになった






実に遠慮深い義母である

















さて、


義母を送って行ったトノが、義母の持って来た《包み》を開けて



「食べなさい」と言う。観ると大粒の立派なマスカット。





「いいわよ。トノが食べなさい」と言うと、まあ、そう言わずに・・・とマスカットを私に勧めながら、そのマスカットについての物語を話し始めた。







そのマスカット。毎年、岡山から送られてくる二房のうちの一房なのだ。


送ってくれる人には誰も会ったことがないと言う。




そのマスカットの物語。


戦争中に戦火に焼き出されて、路頭に迷っていた人が居て、

トノの実家の裏に持ち家があったので「ここに住みなさい」と住まわせていた。


トノの実家は市内から近い田舎で、あまり戦火にさらされていなかったらしい。

今は畑になっているその場所に小屋のような家が在り、どのくらい居たのか判らないが戦争が終わると、出て行ったらしい。


その後、岡山県に居を構え、それ以来70年間、マスカットが二房、送られてくると言う。




ええええええw(゚o゚)w、それって本当に《物語》だわ!!!




再三にわたり「お断り」をしたらしいが、未だに毎年送られてくる。


その返礼に、トノの実家では家で採れた《米》を送っていると言う。



あまり美味い米と言う訳でもないけれど・・・


戦後70年。

すでに《当人》さんは亡くなられているのでは無いか?

では、その子供?

もしかすると孫の代になっているのかもしれない。




それを考えると《困った時の人の恩》とは言え、すごい事だと思うとよ。



前に続き、戦争が絡んだお話ですが、このマスカット、ありがたく頂きました。



一粒食べるごとに、何かしら深い想いがします。






今後、いつまで《このやり取り》が続いていくのか判りませんが、



続く限り、双方の家には戦争と人の恩を考える日になるのだと思います。










Img_8288








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日記・コラム・つぶやき」カテゴリの記事

コメント

始めは おさかんさんの慌てようが目に浮かび。。。
義母サマの 子を思う親の気持ちに やはり、子どもはいくつになっても 子どもなんだなと思い
マスカットの話しで 感動 
孫の代になっていたとしたら  
おさかな家に苦しい時に助けられた事の感謝を いつまでも語り継がれているのね
マスカットを食べて胸があつくなりそうだ
マスカット見たら 毎度、思い出しそうだね

ところで
眉毛 生えてきた?(笑)

いつまでたっても
親子は親子だからね。。。
わかる、突然訪問めっちゃ困る
姫乃んちは小さいから、まだましだけどね(⌒-⌒; )

ええ話やんか
ふんとに、一生忘れられない恩義を感じられていたのだわ
それを ちゃんと次の世代に伝えられてるに違い無い
今いるのは彼の方のお陰。。。
一杯のかけそばみたいになんだか、ぐっと来るね♬

人の恩・・・いい話だね

・・・おさかなさん 家でパンツはいてないの `;:゙;`;・(゚ε゚ )ブッ!!

いい話だ~ 

苦しい時の助け舟は、本当に有難いものです。
忘れず恩返しする人もトノのお母様も素敵ですね。
我々も色んな人に助けられて生きてるけど、感謝してないかもね。
幸せは、そういう感謝の中に在るのかものしれません。

100歳すぎて、生きてたりして~~
すごい物語じゃわ~~(#^.^#)

突然のお義母さまのご来訪??
洗濯機と冷蔵庫等々、預けてなくて、ほんとに良かった(~_~;)
お義母さん、たぶん、魂消たとおもふ(*^。^*)

素晴らしい話だ~~
恩を忘れないでずっと…
なかなか出来ないことだよね~。
人間関係が希薄になっているこの時代
どっかに投稿したいような話だ~。
2房のマスカット、う~む、深い味がしそうだわ。
お義母さま、今まで来た事なかったの?
しかも30分…?
いくつになっても、親は子が心配なんだね~

ありがたいマスカットですねぇ(ー人ー)
お話を読んでいるこちらまで、
ありがたい気持ちになりましたです。

『ふくらはぎ』の本、
アタシもなぜか知っていました
読んだ事はないけれど、
『マジ??』って強烈に思った記憶が。。。

うちも突然誰かが来ては、困る!(笑)
大慌ても大慌てとなる事、必至。
でもお義母さま、
トノさんに会えて、一安心したのでは~?

大慌てのお話が、
まれにみるありがたいお話になるとは、
不思議なもんですね~

素晴らしいマスカットやね。
人の思いを請け負ってくるのだから・・・
縁とか恩とか感謝など一口で言います。でも
月日が経てば忘れていくことがほとんど・・・
良いお話を聞かせていただきました。

私、さっきツレアイの実家から帰って来てんけど、シュートメさんはホンマによーできとるちゅうか、我慢強いちゅうか、寛大というか、私は自分の実家よりくつろいでしまったで。
でもそんなシュートメでもうちに来るちゅうたら「ちょっと待てい!」です。
まあ、ご苦労さんでした。

戦後70年目の昨日、靖国神社に行ったで。いや、おまつりされてるとかそんなんじゃなく、社会べんきょーで。
もう参道から(私からすれば)異様な状態でした。
世の中いろんな考えの人がいてるのは、ええねんけど。
なんか戦前の雰囲気でした。(私は戦後生まれやけど)

かくりょーが参拝しているのを見て、ええんか。と思ったり。
いや、ええねんで、いろんな人がおって。

戦争の体験はないけど、阪神淡路大震災直後、戦争体験者は「空襲後みたいや」て言うてた。そうなんや、と思いました。
いやだー!川を渡る線路の上を歩くのは!(そことちゃうがな!)

立場上、長崎も広島も沖縄もいったけど、あかん!戦争は。

戦争知らない世代の私達にも
「戦後」は続いているのを実感させられます。

それはさておき、日中はパ○ツはこうよ。

コメントを頂いた皆様へ

お分かりのように・・・ブドウが無いのでで!

あまりにも出来すぎた《ストーリ》のようで感動したのですが、
トノ一家は義父と義母以外、生まれたときからマスカットが送られてきているので、私ほどの感動は無いようです。
習慣?慣習?ともかく、私だけは感動しています

うずさんへ

眉毛、それほど早く復活は、しませんぞ!!


姫乃さんへ

マスカットも美味しかったが、かけそばも、美味いと思う!!!!


音姫さんへ

はい夏場ならずも、ノースリーブ、ノーパン生活を冬場でもしております。だから火事や地震を警戒して枕素には「おパンツ」を常備しております!

mikomikoさんへ

私だけは、良い話だと感動しております!

nanamiさんへ

継続は力なりとは、言いますが70年の「恩」の想いは相手方にしか判らないかもしれません。
こちらは反対に70年経って、申し訳なく思っているぐらいですから・・

ちゃちゃわんわんさんへ

本当に生きておられたら、こちらもうれしいですよ。
義母は周りに目が行かないタイプです。

つぶあんさんへ

来ないで!とは言ってないんだけど、遠慮して来ない義母です。
でも襲撃を受けると大変困ります。せめて予約して来て欲しい。一ヶ月前ぐらいにね

ぴえさんへ

困る困る!頭の中が「何を考えていいか判らない」状態になります!
しかも「ふくらはぎ」の本を知っているぴえさん!!凄い縁を感じます!


kikiさんへ

私にはとても「70年」続ける事はできないから、尚更、その方の「辛い時期」が強かったのかと、想像することしか出来ません。
のちの世代になってまで送られてきているのですからね。

たぬひちゃさんへ

「ちょいと待て!」を言う暇も無く《奇襲》を掛けられました!!!
戦国時代なら、すでに落城しております!
落城に備えて「おパンツ」は用意しておかなければッ!!

どちら寄りの考えと言う事ではなく、一度は靖国神社とか長崎・広島の原爆資料館、特攻基地跡の資料館などを訪れて「考える」ことは必要やね。
観て何も心に「思わない」人は、すでに人では無い!戦争したがる奴だ!


小夏ブヒブヒ椿さんへ

パンツ・・・履くと蒸れるんだよね・・・

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